第63章

ツイッターで炎上の的にされている当の本人は、そんなトレンドを気にしている暇すらなかった。

三村正明に作らせた御影邸地下の薬物研究室では、つい先日、最新ロットの「美顔クリーム」が完成したばかりだ。

このところ御影依織は、その美顔クリームをすでに2つ使い切ってしまい、用もないのに御影邸へ入り浸っては酒井初音を待ち伏せしている。

今も彼女は一階のリビングで、鏡を覗き込みながら、令嬢グループの奥様とお嬢様たちに自慢の真っ最中だった。

それがまた、彼女たちの心をくすぐる。

「依織姐、まだ1週間だよ? 肌が傷ひとつ残らず戻ったどころか、前よりつるんとして白くなってる!!」

「これってM国の新...

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